製麺所へ中華麺の製造を依頼する場合、九州ラーメンにこだわるのであれば、細くて硬めの麺がおすすめです。細く硬い麺のラーメンは、九州で昔から親しまれてきた文化であり、九州らしいラーメンを提供するには重要なポイントです。
こちらでは、九州のラーメンが細麺である理由と、九州で硬い麺が好まれる理由をご紹介します。
九州のラーメンは、細麺で替え玉があるというのが特徴的です。なぜ細麺が好まれるのか、また替え玉がある理由もあわせてご紹介します。
長浜市場で働く人々は、時間の余裕がないほど多忙を極めていました。忙しい市場関係者がすぐに食べられるようにという理由から、茹でる時間が短い細麺が採用されたのです。実際に茹でる時間が短いと、注文を受けてから提供するまでの時間も短くなりました。しかし、問題は別の部分で発生します。
麺を細くしたことにより、すぐにのびてしまうラーメンになったのです。茹でる時間が短く早く提供できる点は細麺ならではのメリットでしたが、のびてしまったらせっかくのラーメンが台無しになってしまいます。
そこで考えられた方法が「替え玉」です。1回分の麺の量を少なくし、のびる前に食べられる量にしました。その分、替え玉を作って足りないときはおかわりできるようにしたのです。
替え玉というシステムは、細麺のラーメンだから成り立つ方法です。通常の麺であれば、茹で上がるまでに2~5分ほど、太麺だとさらに時間がかかります。食べ終わるころにおかわりしたいと思っても、替え玉が提供されるまでに時間がかかってしまうでしょう。
麺が残っている状態で替え玉を注文すればよいのでは?と考えるかもしれませんが、食べ終わるころには満腹で替え玉が食べられないという可能性もあります。
細麺であれば、茹で上がるまでに30秒程度のため、細麺の替え玉はとても合理的なシステムなのです。食べられる量がわからなくても、替え玉があれば大盛りにする必要がなく、様子を見ながら追加することができます。
たくさん食べたい場合でも、ラーメンを何杯も注文する必要はありません。もちろん具材は追加できませんが、替え玉はたくさん食べたい方にとって非常にリーズナブルです。
九州のラーメンは、細麺であるとともにカタ麺であるのが一般的です。実際には茹で方を好みによって選ぶことができ、お店によって選べる硬さは異なるものの、定番は「ばりかた・かため・ふつう・やわ・ばりやわ」の5つです。麺が細いと硬さが調整しやすいので、お店が好みに合わせて注文できるようにしているのです。
「こなおとし・はりがね」など、表面の粉を落とす程度しか茹でない麺もあり、好みの硬さを見つける楽しみがあります。
九州で硬い麺を食べる文化が生まれたのは、福岡のラーメン人気の発端となった長浜エリアです。全国的にも有名なラーメン店が軒を連ね、1970年代から少しでも早く提供するために麺を細くしたという説があります。
きっかけは替え玉と同様で、細い麺だとすぐにのびてしまうため、あえて硬めに茹でるのが定着したのです。水分を吸いきっていない麺はボリュームが抑えられるので、するっと食べることができます。
麺が硬いほどのびにくいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、麺は硬ければ硬いほど、水分を求めてスープを吸収しようとします。結果的に、硬いほどたくさん水分を吸収してすぐにのびてしまうのです。また麺が細いと、ひと玉あたりの表面積が広く、のびやすいといえます。
硬さはあくまで好みです。好みは人それぞれではあるものの、九州では硬い麺を好んで食べる方が多い傾向にある、ということです。
九州では、圧倒的に細麺が人気です。細い麺ほどスープがからみやすく、濃厚なスープとの相性もよいでしょう。替え玉文化も、細麺はのびやすいという理由で生み出された九州ならではの文化です。
硬さは食べる人の好みですが、九州では硬い麺がポピュラーとなっています。ラーメンをより美味しく食べるためには、やはりその地方で食べられている食べ方を基本とするのがおすすめです。
青木食産株式会社は、中華麺の製造・販売を行っている製麺所です。九州で人気の高い細麺での製造もお任せいただけます。九州ラーメンのような細麺を探している、自信作のラーメンにこだわりの麺を合わせたいといった方は、ぜひ青木食産株式会社にご相談ください。
会社名 | 青木食産株式会社 |
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代表取締役 | 青木 慎 |
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