【とんこつラーメンの麺】特注やオーダー時に参考になるルーツと麺の話

とんこつラーメンのルーツを知ってスープの旨味を引き出す最高の特注麺を見つけよう!

福岡をはじめ、あらゆる地域で愛されているとんこつラーメン。もはや不動の人気があるこのラーメンには、どのようなルーツがあるのでしょうか?ルーツを知ることで、よりとんこつラーメンに対する理解力が増すはずです。

こちらの記事の前半では、製麵所がとんこつラーメンの歴史についてご紹介いたします。また、後半では、とんこつラーメンの発祥の地である久留米で好まれている麺についても触れていきます。
とんこつラーメンと聞くと、硬めの麺をイメージしがちかもしれませんが、実は意外な麺が久留米では好まれているのです。

とんこつラーメンのルーツを解説

ラーメンと書かれたちょうちん

とんこつラーメンといえば博多のイメージです。しかし、とんこつラーメンが生まれたのは博多ではなく久留米ということをご存じでしょうか。
意外と知られていないとんこつラーメンのルーツを解説します。

昭和12年のラーメン屋が始まり

今から80年以上も昔、昭和12年のラーメン屋「南京千両」がとんこつ100%のラーメンの発祥地だとされています。
南京千両の店主は、流行が始まった東京でラーメンの修行を積んで「久留米ラーメン」を作り上げ、売り出しました。当時は鶏が高級であったため、代わりに豚を使ったことがとんこつラーメンの始まりです。

このころは現在のような白濁したスープではなく、中華料理の汁そばをベースとした「清湯(ちんたん)スープ」という透き通ったスープでした。
この濁りのないとんこつラーメンは、今でも営業する南京千両で食べられます。

店主の“うっかり”で生まれた白濁スープ

南京千両で久留米ラーメンが売られるようになってから、10年後くらいのことです。多くのお店や屋台でとんこつラーメンが販売される中に「三九」という屋台がありました。

ある日、三九の店主がうっかり火加減を強くしすぎるというアクシデントが起きます。鍋の中ではスープがぐつぐつと煮立ち、白く濁ってしまいました。売り物にならないと判断して廃棄しようとしたそうです。

しかし、味見をしてみると驚くほどのおいしさであったため、そこから白濁したスープのラーメンを売り出すようになりました。そして、そのおいしさを知った人の噂から、九州に白く濁ったスープのとんこつラーメンが広まったのです。

とんこつラーメンという名前はあとから付いた

現在のような白濁スープになったあとも、しばらくはとんこつラーメンという名前では呼ばれず、「九州ラーメン」や「博多ラーメン」という名称でした。このネーミングが「とんこつラーメンは博多が発祥」だと勘違いされる理由かもしれません。

とんこつラーメンという名称は、白濁したスープが広まってから、いつしか付けられて定着したものです。

とんこつラーメン発祥の地ではヤワメンが主流?

アツアツのラーメン

“普通”以外にもハリガネやバリカタなど、茹で具合を選べるラーメンの麺。とんこつラーメン発祥の地久留米では、ヤワメン派が多い傾向にあります。もちろん好みもある部分ですが、ヤワメンが好まれるのには理由がありました。

スープの旨味を感じるヤワメン

久留米のとんこつラーメンで多く見られるのは、中太のストレート麺です。この麺は軟らかめに茹でても切れにくく、時間が経過するとスープが麺の中にどんどん染み込みます。
麺自体のおいしさと、とんこつスープに凝縮された旨味を同時に味わえるため、久留米の人はヤワメンを好む傾向が強いです。

呼び戻しスープの味を引き出せるのはヤワメン!と考える根強いファンも少なくありません。

カタメン向けのとんこつラーメンも多い

とんこつラーメンといえば細麺硬めというイメージを持つ人も多いです。これは市場の労働者向け屋台で広まった博多ラーメンが、時短と食べやすさを目指したからだとされています。
少ない量をサッと茹で、すぐに食べて出ていく、足りなければ替え玉をするというシステムです。

この名残がある博多や長浜ではカタメンが好きな人も多く、とんこつラーメンのスープもカタメンに合わせたものも目立ちます。

スープと相性のよい麺が一番おいしい

好みが分かれるヤワメン・カタメンですが、スープに合う麺を選ぶことが何よりも重要です。
太さや形状、加水率、素材など、細かい差がラーメンのおいしさを大きく左右します。自慢のスープにマッチするオリジナルの麺を作って、納得のいく最高の一杯を作りましょう。
青木食産株式会社ではオリジナルの特性麺製作を承っております。

とんこつラーメンはスープと麺の相性が重要!オーダーの特注麺を作ろう

とんこつラーメンのスープは、そのお店にしかない唯一のものです。そうなれば当然相性のよい麺タイプや硬さも違います。最高の一杯を作り上げるには、最高のスープにマッチする最高の麺が欠かせません。妥協せずに細部までこだわった麺をオーダーし、理想のラーメンを作り上げませんか?

青木食産株式会社では、ラーメンのオリジナルオーダー麺を受注しています。様々なバリエーションの特注麺を用意しており、太麺・細麺・ちぢれ麺・ストレート麺など幅広く対応できます。サンプルもご用意できますので、ぜひご利用ください。

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会社名 青木食産株式会社
代表取締役 青木 慎
住所 〒814-0123 福岡県福岡市城南区長尾1丁目8−20
電話番号 092-864-3044
FAX番号 092-864-1924
事業内容 製麺製造卸
主な製品 ラーメン・うどん・そば・ちゃんぽん・やきそば・生パスタ
URL https://aoki-syokusan.com/